小選挙区制と中選挙区制

今日は選挙制度について話します。


今の日本の選挙制度は、意外と複雑です!


小学校や中学校の授業で、「小選挙区比例代表並立制」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれません。



これを分かりやすくいうと、

衆議院は基本小選挙区制で、残りを比例代表決めます」


参議院は、「大まかに県に一個の選挙区で、残りは比例代表で決めます」


という意味です!


小選挙区制というのは、

県をいくつかの小選挙区にわけ、各選挙区で一人だけが当選するシステム。


これはひとことでいうと、

「とにかく一位にならなきゃいけない!2番手以下はゴミと一緒」

ってことなので、


候補者たちは、メイン政党(多くは自民)の公認をもらうことに必死になります。


そして、例えば自民党から公認候補が出たら、党内では公認候補を応援するというのが基本的ルールです。


しかし、自民党だけでは、過半数の票を取れないような地域もあります。その時は公明党などの推薦をもらったり、応援を受けたりしないと当選しないこともあります。


簡単に言うと、「どんな手を使ってでも、やっぱり一番にならないと意味ない」ってことですね>_<


この制度のせいで、自民党公明党を無碍に扱うことができず、最近では公明党の候補が安倍総裁と写っているようなポスター(通称二連ポスター)まで出てきているという有様です。


一方中選挙区制だと、選挙区が広くなるので選挙活動に金はかかりますが、その選挙区の中で2番や3番になっても当選できるので、

与党が無理矢理他政党と手を組んで選挙戦を繰り広げたり、一旦当選した公認候補が居座ってる間は新人が当選できない、ということもありません。


まさに戦国時代のような下剋上の世界になるでしょう。


そして、国内で磨きをかけて争っている政治家だからこそ、


国際社会でもbig dealができるようになるのではないでしょうか。


まとめると、「今は小選挙区制が当たり前になってるけど、中選挙区制に戻すのもアリだよ」っていうことですね!


おわり