5G

米国防長官代行、中国をけん制
「地域の支配容認せず」

 

 【シンガポール共同】シャナハン米国防長官代行は1日午前、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説した。トランプ政権が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」戦略実現に向け、地域に「永続的に関与する」と宣言。南シナ海の軍事拠点化などを進める中国を念頭に「いずれの国も単独で地域を支配すべきではない」と強く批判した。また、同盟国は地域安定へ「公正な負担」を負うべきだと指摘し、防衛費増を求めた。

 中国を「戦略的競争相手」と位置付けるトランプ政権は、中国の海洋進出や宇宙・サイバー分野での戦力拡大を警戒。シャナハン氏は、安全保障面でも対抗姿勢を鮮明にした。

 

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今や、戦争は、地上や、海、空での銃の打ち合いだけではない。

宇宙や、サイバー空間にまで、その領域は広がっていると認識すべきである。

 

米中冷戦の争点のひとつに5Gがある。5Gとは、簡単に言えば、自動運転や秒単位の遠隔ロボット操作などを可能とするような非常に「速くて」「マルチタスクに強い」通信規格である。 

 

この5Gの覇権を握ったものが、軍事力の覇権を握り得ることは想像に容易い。 

 

日本も豊かで強い国を、目指すなら、この世界的な動きに目を瞑ってはいられない。