昨日の敵は今日の友

イラン外相、米「自の用意」

イラクは会談で仲裁に意欲

 

 【カイロ共同】イランのザリフ外相は26日、訪問先のイラクの首都バグダッドでハキム外相と会談した。イラクのメディアによると、緊張が高まる米イラン関係を巡り、ザリフ氏は共同記者会見で「イランはいかなる軍事的、経済的攻撃からも身を守る」と強調。ハキム氏は「イラクは仲裁する役割を担えるだろう」と述べた。

 イラクは米イラン両国と結び付きが深く、アブドルマハディ首相が21日、緊張緩和のため米イラン両国に特使を派遣すると発表していた。

 ザリフ氏は25日にバグダッドを訪問し、アブドルマハディ氏と会談した。

(令和元年5月26日、共同通信社

 

今日は中東の話をします。

中東と一括りにいっても、①サウジイランイラクアラビア半島の話と、

パレスチナイスラエルの話

では全く違う。

 

今日はその中でも、サウジイランイラクの話。

石油や核開発に関しては、ごく簡単にいうと、

アメリカ・サウジ v.s.北朝鮮・イラン

という構図。これはしっかり頭に入れておく必要があるだろう。

日本はサウジからも石油を買ってるし、イランからも石油を買ってるから、下手したらアメリカの敵に塩を送ってることになる。

たとえばヨーロッパの国なんかが北朝鮮を支援している、なーんて批判したりする日本人がいるけど(実際僕もそうだった)少しだけ慎重にならないといけないな、と感じる。

 

冷静に考えて、どんな利害関係の場面でも100%味方、とか100%敵、ってあり得ないんだ。

 

日本人も、アメリカ様様言ってるだけじゃなくて、「アメリカとうまく連携しつつ、いかに自分たちのプレゼンスを発揮していくか」を考えないといけない。